2006-08-28 意外や意外 雑文 カーは、J・D・カー生誕百年にあわせたアンソロジーで、少年時代のアンリ・バンコランが探偵役の、ミュージカル仕立ての掌編です(ほんとです)。わざわざ「ほんとです」と言ってるんだから本当なんだろうが、これはまた……。小説でどうやってミュージカル仕立てにするのか、というのも疑問だが、それより何より、フェル博士でもHM卿でもマーチ大佐でもマーキス大佐でもバトラー弁護士でもゴーダン・クロスでもなく、バンコランが出てくるというのが意外だ*1。 う〜ん、これは加賀美雅之への挑戦状かっ! ……違うって。 *1:いやまあ、マーキス大佐が主人公だったりすれば、そっちのほうがずっと意外なんだが。