意外や意外


カーは、J・D・カー生誕百年にあわせたアンソロジーで、少年時代のアンリ・バンコランが探偵役の、ミュージカル仕立ての掌編です(ほんとです)。
わざわざ「ほんとです」と言ってるんだから本当なんだろうが、これはまた……。小説でどうやってミュージカル仕立てにするのか、というのも疑問だが、それより何より、フェル博士でもHM卿でもマーチ大佐でもマーキス大佐でもバトラー弁護士でもゴーダン・クロスでもなく、バンコランが出てくるというのが意外だ*1
う〜ん、これは加賀美雅之への挑戦状かっ!
……違うって。

*1:いやまあ、マーキス大佐が主人公だったりすれば、そっちのほうがずっと意外なんだが。