プレイ時間150分

先日来取り組んできた安楽椅子犯人の『小此木鶯太郎の事件簿-湖岸の盲点』だが、どう考えても詰め切れないまま暗礁に乗り上げてしまった。でも、とりあえず犯人のミスらしきものを4つ見つけてはいるので、えいやと解答を書いてさきほどメールで送った。
うーん、偽名を使って応募するべきだったか……。

追記

解答編発表までに忘れてしまうといけないから、どういうところで詰め切れなかったのかを書いておく。
上で「犯人のミスらしきもの」と書いたもののうちち、3つは犯人が自分で気がついていなくても不思議ではないことなのだが、1つだけ犯人が気づいていたに違いないと思われるものがある。しかし、作中では犯人がそれに気づいていたとは一言も書いていないし、直接記述以外の仕方でそれを匂わせている描写も見あたらなかった。
基本的に犯人の視点から事件を記述している作品なのに、その点が記述されていないということは、作者のミス*1か、恣意的な情報隠しという意味でアンフェアな叙述か、どらかだと思われるのだが、そう考えてしまうのは早計ではないか……というようなことをぐだぐだ考えているうちにうんざりしてきたので、見切り発車をしたわけである。
もしかすると、今言及した点*2はミスとは全然関係がなくて、単に勘違いしているだけだとすれば、ほかにもうひとつ犯人のミスがあるということになるのだが、それは見つけることができなかった。

*1:すなわち、探偵役の小此木鶯太郎の立場から事件を追ったときにその点が不自然なものとして立ち現れ、犯人へ疑念を抱かせる要素となりうるということに作者が気づいていない。

*2:何に言及しているのかわからない人もいるだろうが、具体的に書くわけにはいかない。