阿久根市の蜜柑さん

パソコンを買いなおしてインターネット環境が復活したので、阿久根市の最近の動向がどうなっているのかを知るために検索してみると、3月に入ってから市長の議会出席拒否(と市長の命令による課長の答弁拒否)と元係長の未払い給与の差し押さえ請求という、空前絶後の椿事が発生しているようだ。
以前、肥薩おれんじ鉄道に乗って阿久根駅に降り立ったときには、日本全国どこにでもあるようなごく普通の寂れたまちだという印象しか受けなかったが、南国薩摩の人には熱いパッション*1が宿っているのだなぁ、と感心した。
阿久根市関係のニュース記事を見ていると、たまに阿久根市議会議員の櫁柑幸雄という人の名前が出てくる。蜜柑という姓はかなり珍しいものではないかと思う。ほかに蜜柑という姓を見聞きしたことはこれまで一度もない。鉄道の名前にも入っているくらいだから阿久根市付近が蜜柑の産地だということは確かだが、もしかすると蜜柑さんは蜜柑農家の出なのかもしれないが、あのあたりではごく普通にある姓なのだろうか? 鹿児島県出身の先輩がいるので、今度会ったら尋ねてみようと思った*2
ところで、阿久根市の来年度の予算が通らなかったらどうするんだろう? 暫定予算を組むのか、それとも予算案が可決されたつもりになって粛々と執行する*3のだろうか?

*1:ちなみに、"passion"には熱情という意味のほかに受難という意味もある。

*2:でも、その先輩は新納さんという人だから同じ鹿児島県でも大隅のほうの出かもしれず、阿久根あたりのことはあまりよく知らないかもしれない。

*3:いま地方自治法を見たところでは、予算のみなし可決などという制度はなかった。でも、予算の執行というのは要するに入ってくる金を口座に入れて、出ていく金を出すだけのことだから、市長が命令すれば何とかなるような気もする。違法な公金支出に指定金融機関が応じるかどうかという問題はあるが。