新潟市はガタケットを支援するのか?

はてなブックマーク - マンガ同人誌即売会:「ガタケット」運営支援策の検討を示唆−−新潟市長 /新潟− 毎日jp(毎日新聞)を見ると、新潟市ガタケットを支援するという方向で話が進んでいるような雰囲気が漂っているのだが、元記事ではこう書かれている。

新潟市の篠田昭市長は5日の記者会見で、運営難にあるマンガ同人誌即売会ガタケット」(事務局・新潟市中央区)について「頑張っているので活動を継続してほしい。支援策があれば、情報交換して必要なところや可能な所を詰めたい」として支援策の検討を示唆した。市文化政策課によると、これまで市はガタケットに資金援助をしたことはない。

「支援策の検討を示唆した」とは記者の言葉であり、市長がそう言ったわけではない。さらに新潟市 - 広報課:市長記者会見を見ると、

マンガに関する実行委員会を作っている中にガタケットさん、JAM(日本アニメ・マンガ専門学校)さん、新潟市の3者が一番大きい固まりなので、その中で意見交換はいろいろしてきていると思いますし、ガタケットさんに対して市民に説明のできる有効な支援があれば、ガタケットさんも大変頑張ってくださっているので、この活動は継続していただきたいと新潟市も思っていますので、そういう面で支援が必要なところ、可能なところ、意見交換をしながら詰めていきたいと思っています。

と書かれている*1。残念ながら記者会見の動画は質疑応答の前で切れているので、市長が本当は何と言ったのか確認することはできないが、市の公式サイトに掲載されている文章を信用するなら、特に新潟市ガタケット支援のために動き出したというようなニュアンスは感じられない。
また、

ガタケットさんからこういう支援をしてくれという要請があるということは、私の段階まではあがってきていません。

とも書かれているので、「支援策の検討を示唆」というのは、多分に記者の願望が投影されているのではないだろうか?
まあ、この記事が呼び水となって、本当に新潟市ガタケットを支援するなら、それはそれで結構なことだが。

*1:現在はこのページに掲載されているが、たぶんそのうち過去ログ行きになるだろうから、本文中では直リンクは張らなかった。