生首

引き続きBAD_TRIPの8/21付の記事から。


そういや、人間の頭部を「生首」っていうのは何故? 「生」でも「首」でもないじゃん。
それを「生首」と呼ぶのは、「生」で「首」だからだ……と思う。
人間の頭部は「首」である。頭部と胴体を繋ぐ、くびれた箇所のことも「首」というが、それは元の意味から派生した用法に過ぎない。「首を振る」とき、縦に振るにしても横に振るにしても、くびれた部分だけでなく頭全体を振っているはずだ。「首を突っ込む」ときにも、くびれた部分だけでなく、頭全体を突っ込むのだし、「首を出す」ときも同様。
切った首を干せば「干し首」、煮れば「煮首」、焼けば「焼き首」だ*1が、その種の加工を全くせずに生のままにしておいたなら、当然生首だ。
というわけで、それを「生首」と呼ぶことには何の不思議もないと思うのだが、如何?

*1:ただし、「煮首」「焼き首」という言葉が日本語にあるのかどうかは知らない。