事実は小説よりも奇なり

「事実は小説よりも奇なり」というが、こんな馬鹿な話もないのであって……(中略)……花も実もある嘘八百……(中略)……そこに一冊の○○○*1がある限り、私たちの人生の「退屈」の二文字はない。
いや、驚きのあまり思わず郷原テンプレートを書いてしまった。
こんなエピソードに対抗できる小説はなかなかないのではないだろうか。木々高太郎の小説*2にレズで妊娠する話が出てくるが、これに比べると奇想の度合いではやや見劣りする。もちろん、小説の価値は奇想だけにあるのではないから、この一事をもって木々高太郎の資質を云々する*3ことはできないのだが。

*1:ここには好きな小説家の名前を入れてください

*2:タイトルは書かないので興味のある人は自力で探してほしい。

*3:木々高太郎は、パブロフの弟子の中で唯一直木賞を受賞した人だ。こんな凄い人は滅多にいないよ!