本を読むといろいろ得るものがある

この本を読んで、棟方志功が自分の版画を「板画」と呼んでいたことを初めて知った。美術愛好家にとっては常識なのだろうが、そっち方面の素養が全くないもので……。
ついでに「版」について調べてみた。

 「片」は本来、木を2つに割った右半分を表す漢字です(ちなみに、左半分は「爿」)。そこでこれを部首とする漢字は、薄い木に関係する意味を持っています。「版」は、昔、印刷に用いた木の板ですし、「牌」や「牒」はもともとは木のふだを意味していたのです。
なるほど。じゃあ、文字の成り立ちから見れば「版」にも木が半分入っていることになるわけだ。