消費税の引き上げ幅が30%なら、本体価格10万円の商品に何円の税がかかるのか?

今週号のアエラ合併号、消費税特集に回答しているのでご報告。

スペースの関係で僕個人の名前しか出ていないが、回答は若者マニフェスト策定委員会のメンバーと行っている。我々が提案している消費税の引き上げ幅は、30%だ。

現在の日本では消費税は4%*1で、さらにその25%の地方消費税がかかる*2ことになっている。10万円のモノを買えば消費税は4000円、地方消費税は1000円かかる。あわせて5000円だ。では、消費税が30%引き上げられたならどうなるか?
4000円の30%は1200円だから、本体価格10万円にかかる消費税額は5200円ということになるだろう。地方消費税率が今とかわらないとすれば、5200円の25%で1300円となる。すると、本体価格10万円の商品にかかる税はあわせて6500円ということか。
……というふうに思いながらリンク先の文章の続きを読むと、どうも違っていたらしい。日本語というのは難しいものだ。
「消費税は30%引き上げが望ましい」とか「我々が提案している消費税の引き上げ幅は、30%だ」と書いてくれれば、無用な誤解が防げたのに……と、愚痴ってみたくなった。

*1:消費税法第29条参照。

*2:地方税法第72条の83参照。