北海道にはヒグマ、本州にはツキノワグマ、鹿児島には白熊

天文館のイメージは男性が「飲み屋街」、女性は「白熊」。欲しい店・サービスは男性「黒豚横丁」、女性「特産品や情報のアンテナショップ」−。鹿児島市天文館周辺にあるホテル・旅館の宿泊客859人に実施したアンケートからこんな結果が出たことが分かった。

天文館と聞いてすぐに思い浮かぶもの(イメージ)については、「飲み屋街」が58.6%で最も多く、次いで、「アーケード」42.4%、「白熊」40.4%などとなっている。

これを性別にみると、男性では「飲み屋街」が69.2%と約7割を占め、突出して多くなっている。一方、女性では「白熊」が51.9%で最も多く、次いで「アーケード」46.4%、「飲み屋街」39.3%などとなっており、男女で天文館のイメージに違いがみられている。

ちょうどこのアンケート調査実施期間に実施対象ホテルに宿泊したのだが、こんなアンケート調査をやっていたとは知らなかった。天文館付近には白熊が多いらしいということは観光ガイドブックなどの情報から知ってはいたものの、実際に白熊を見かけることはなかった。南国薩摩とはいえ、9月下旬ともなると白熊の最盛期ではないのかもしれない。
それはともかく、上で引用したニュース記事とアンケート調査結果のどちらを見ても、白熊についての詳細説明はない。単に「白熊」と書けば、それだけで読者に意味が通じるという前提で文章を書いていることがわかる。疑問符つきのブクマがつけられるとは、南日本新聞の記者も鹿児島経済同友会の関係者*1も予想だにしなかったことだろう。
インターネットでは時折このようなギャップが生じる。
それが面白い。

参考
白熊について : 氷白熊(しろくま)の本家 - 天文館むじゃき

*1:アンケート調査を実際に行ったのは鹿児島地域経済研究所のようだ。