よめなかせ

この言葉を知ったのは先日の旅行中のことなので「今日知った言葉」ではないのだが、まあいいだろう。
「よめなかせ」というのは牛の血管のことだが、検索してみると岡山とか津山とか、そっち方面の言葉だということがわかる。他の地方では別の言葉で表すのかもしれない。語源には諸説あるようだ。

では、焼肉の『よめなかせ』はなんでしょう?食感はアワビみたいにコリコリしています。それは『牛の大動脈』です。ホルモンの一種で、『嫁泣かせ』なので、スタミナがついて、夜の情事に火が付いて・・・・・だから嫁泣かせ?なんて想像した人いませんか?(笑)。これ残念ながらそうではありません。実は、塩胡椒して焼いたものは酒の肴に最高で、お酒がどんどん進んでしまうために『よめなかせ』なんだそうですよ。

で、その「よめなかせ」なんだけど、嫁さんが料理のしようがないのでそういう名前がついたそうですが・・・

本当に料理のしようがない・・・・

なんだろこの食感。コリコリ・・・味特になし。どこがおいしいのか?ゴムの堅いの食べてるみたい

日本語の「嫁」という言葉の意味が近年大きく変化していることは知っている人も多いだろう*1が、「嫁泣かせ」の「嫁」は従来の伝統的な用法によるものなのかどうか。ちょっと気になるが、調べようもない。

*1:でも、知らない人のほうがもっと多いかもしれない。