「論理と偽の仮定」への若干のコメントの続き

数学で、

「1=0」

という式が正しいという仮定からは、どんな等式も正しいと証明できるようです。

これはたぶん、既存の数学のシステムに「1=0」を加えたらそうなるということだろう。たとえば「1+1=2」と「1=0」から、「1+0=2」が出てくる。同様に「0=1=2=3=4=5=6=……」といくらでも続けていくことができる。さらに分数、無理数虚数にまで拡張していくことも可能だろう。たぶん。
でも、

どちらも考え方としては同じで、偽の仮定からはどんな答えも導き出せるということ。

これは違うんじゃないか。
「論理と偽の仮定」への若干のコメントでみたとおり、「A」が偽の場合「B」の真偽にかかわらず「AならばB」が真となるというだけで、どんな答えでも導き出せるというわけではない。
標準的な論理学では前提が矛盾であればどんな結論でも導き出せることになっているが、それと混同しているのではないかと思う。