2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「咎」という字はハングルに似ていると思ったことはありませんか?

僕の妹は漢字が読める (HJ文庫)作者: かじいたかし,皆村春樹出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2011/06/30メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 1,358回この商品を含むブログ (86件) を見る20世紀の妹萌え文学の大家、夢野久作の代表作『ドグラ・マグラ…

「某哲学者」

Togetter - 「差別は言語の中で起きているのだろうか?あるいは差別用語なるものはそもそも存在するのだろうか?:言葉狩りをめぐる問題について。」 最初のまとめを読めば何が言いたいのかはだいたいわかるが、いちおう最後まで読んでみた。 途中で「某哲学…

「こころづかい」も「思いやり」も見えません

今さらながらACジャパンの見える気持ちに。にツッコミを入れてみたくなった。 「こころ/こころづかい」「思い/思いやり」を対比して、それぞれの対の前者は見えないけれど後者は見える、と言っているのだが、これはどう考えても変だ。 なるほど、「見え…

DMVは観光資源! DMVは地域活性化の切り札!

徳島県がDMVの実証実験を計画しているそうだ。それは別に構わないのだが、それを報じた記事にやや不安を感じた。 県は、鉄道線路と道路の両方で走行が可能なDMV(デュアル・モード・ビークル)の導入を目指し、今秋からJR牟岐線などで実証運行を開始す…

「シカと衝撃」の衝撃

中央線の遅延理由マジ笑った on Twitpic はてなブックマーク - 中央線の遅延理由マジ笑った on Twitpic 「衝撃」という鉄道用語に引っかかっている人が多いようだが、問題の本質はそこではないだろう。シカの脅威が首都圏*1にまで迫っているということのほう…

家・出産・GHQ

私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)作者: 武田徹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/05/10メディア: 新書購入: 9人 クリック: 89回この商品を含むブログ (48件) を見るこの本の冒頭付近、32ページに次のような…

蒸発

人がある日突然忽然と姿を消すことを俗に「蒸発」という。だが、最近は単に「失踪」と呼ぶことが多いように思う。「蒸発」が廃れたというわけではないだろうが、何となく昭和の匂いが漂う言い回しだ。 「蒸発」を失踪の意味で用いた例がどこまで遡れるのかは…

人道的な話

とりとめのない話をしようと思う。 1 「人の道」ないし「人道」という言葉はふつう比喩的に用いられる。その用法のほうがあまりにも一般化しているため、もはやそれが比喩だということを意識することすらないほどだ。 だが、「人道橋」のように、比喩的では…

風が吹くとき

まずは軽いジョークから。 風が吹くと風車の翼が回る。 回る翼に鳥が当たって死ぬ。 鳥の数が減り、山の土が痩せる。 山の木が実をつけなくなり、クマの餌がなくなる。 おなかぺこぺこになったクマたちが集落におりて捕殺される。 かわいそうなクマたちにド…

いいえ、無

わかやま環境大賞は、環境の保全に関する実践活動が他の模範となる団体又は個人を表彰し、その活動事例を広く県民に紹介することにより、県民の環境保全に関する自主的な取り組みを促進することを目的としています。 10回目となる今回は、下記の1個人8団体が…

個体数調整と殺害と単細胞

日本熊森協会が「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針」(案)に関する意見の募集(パブリックコメント)に対して、思いっきり激しい言葉でツッコミを入れている。でもって、ブクマでは熊森に批判的なコメントが多く寄せられている。 で…

長坂コレクション

滋賀県立近代美術館で開催されている名画につつまれる贅沢 珠玉のヨーロッパ絵画展 −バロックから近代へ−を見に行った。特に予備知識はなく、チラシをみて何となく面白そうだと思って気軽に行ってみたのだが、会場に入ってみてびっくりした。というのは、全…