2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

カバーオビを外せば第1巻

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (244件) を見るよねざわほのぶ は たましい の りみったー を はずした …

惰性? 個性?

げんしけん(6) 特装版作者: 木尾士目出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06メディア: コミック クリック: 8回この商品を含むブログ (324件) を見る飽きっぽいのは昔からだが、最近記憶力が減退したせいもあって、シリーズものや続き物を間を空けて読むのが…

沈黙は金なり

昔、沈黙はカネなりと思いこんでいて、恥をかいたことがある。

「うさぎさんを守ろうの会」バナー

モノーキー:うさぎさんを守ろうの会

一本の棒は二つの方角を指す

ポール・アルテの新刊『カーテンの陰の死』が出ていたので買ってきた。 最近海外ミステリが全然読めなくて、年に1冊か2冊程度しか読んでいないのだが、毎年1冊出るアルテは必ず読んでいる。ということは、海外ミステリはほとんどアルテしか読んでいないとい…

西武池袋線沿線異状なし

先日、公共広告機構の話題を取り上げた際に、日本大学芸術学部芸術資料館に少し触れたのだが、その最寄駅が西武池袋線江古田駅で、どうにもこの「江古田」という地名に覚えがある、覚えがあるのだけれど行ったことがあるわけでなし、知り合いが住んでいるわ…

脳硬化症

思考が硬直している人のことを誰かが脳軟化症のもじりで「脳硬化症」と呼んでいて、これはなかなかうまい表現だと感心したのだけど、調べてみると実際に脳硬化症という病気があるらしい。ということは、あまりうまい表現でもなかったということで、ちょっと…

つまらない本を読んでしまった

粗雑で間違いだらけで箸にも棒にもかからない本を読んでしまって腹が立った。腹が立ったものの、悪口は書きにくい。というのは、その本のあとがきに著者がウェブサイトを開設していることが書かれていて、アクセスしてみるとそのサイトの掲示板で読者が「面…

大切なこと

大切なこと、それは睡眠を十分にとること。 大切なこと、それは毎朝野菜サラダを食べること。 大切なこと、それは逮捕の前にミランダ条項を説明すること。 大切なこと、それは山手線と大阪環状線だけでなく名城線にも乗っておくこと。 大切なこと、それは逃…

巡る因果は糸車

パソコンの前で砂糖たっぷりのコーヒーを飲んでいて、それをキーボードにぶちまけてしまったとしよう。「あっ」と叫んだが覆水盆に戻らず、パソコンは壊れてしまったとしよう。 この一連の出来事について次の3つの記述があてはまるかどうかを考えてみよう。 …

籠の鳥と蚊帳の外

籠の鳥と蚊帳の外、どちらか一方を選べと言われたら、それはたいそう苦しい選択になることでしょう。

無理が通れば道理が引っ込む*1

わかるっかなぁ? わかんねぇだろうなぁ?

わかる人にはわかる、わからない人にはわからない。これは当たり前。そりゃ、わかるにこしたことはないけれど、わからなくても全く差し支えないことも多い。 問題は次のようなケースだ。 わかっていないのに、自分ではわかっていると思いこんでいる。 わかっ…

金曜日、金庸が気に入った

射雕英雄伝―金庸武侠小説集 (1) (徳間文庫)作者: 金庸出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2005/07/01メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (32件) を見るこれまで武侠小説はあまり読んだことがなくて、金庸はこれが初めてだ。たまたま文庫の新…

縁なき衆生は……

ブッダ論理学五つの難問 (講談社選書メチエ)作者: 石飛道子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (25件) を見るあ〜、あう〜。 何ともコメントしづらい本だ。ただ一つ言…

『クドリャフカの順番』登場人物行動表及び居場所表

入口(新青春チャンネル≒78)

男性作家と女性作家

昨日、ある書店の文芸書の棚を覗いてみたら、乾くるみの本が女性作家コーナーに並べられていた。 また、×××*1の本が男性作家コーナーに置いてあった。 まあ、この種の間違いはよくあることなので、特に目新しいわけでもないのだが、それにしても男女別に棚を…

ヴィクトリカ=星新一

GOSICKs ―ゴシックエス・春来たる死神― (富士見ミステリー文庫)作者: 桜庭一樹,武田日向出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2005/07/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 61回この商品を含むブログ (136件) を見る上の感想文を書いて寝床にもぐりこんだ瞬…

菓子は鎧、菓子は盾

GOSICKs ―ゴシックエス・春来たる死神― (富士見ミステリー文庫)作者: 桜庭一樹,武田日向出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2005/07/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 61回この商品を含むブログ (136件) を見る『GOSICK』シリーズ初の短篇集、ただしス…

所管の問題

Sankei Web 産経夕刊 不祥事職員の情報公開 大阪市、最低ランク 文科省指摘「市民に説明責任」(07/12 15:00) なんで文科省がこんな調査をするのか不思議だ。総務省じゃないのか? で、よくみると、市立高校の教員と市立小学校の教諭の例が挙がっていて、どち…

謎と真相/現在と過去

ロジックに関する覚書 リンク先の文章について、気になった点を検討してみる。

馬が西向きゃ尾は下向き

モニターに日本地図が映っている。その映像が九州全体のアップから四国全体のアップへと横に動くとき、それは「右へ動く」のか「左へ動く」のか。…てなことを終電の地下鉄で話した。テレビやビデオの制作者なら「右へ動く」と言う(右パンと呼ぶ)。しかしフ…

「ロジックに関する覚書」に関する覚書

ロジックに関する覚書 「謎-真相」の対と「現在-過去」の対は重ならないんじゃないか、とか、「真相Qは謎Pの十分条件である」なら「謎Pは真相Qの必要条件である」ということになり変じゃないか、とか、いくつか疑問が浮かんだのだけど、細かく検討するには時…

何ですか、これは?

NISSAN FUGA -日産 フーガ-

数の魔力・狂気のロジック

グスタフ・レオンハルトがチェンバロで演奏したバッハの「フーガの技法」が最近廉価盤で出た*1ので買ってみた。今さらレオンハルトか、という気もしないでもないのだが、ライナーノーツにレオンハルトの論文が収録されていて、そこで通常未完成だとされてい…

古典部こてんぶ

氷菓 (角川文庫)作者: 米澤穂信,上杉久代,清水厚出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2001/10/28メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 956回この商品を含むブログ (574件) を見る愚者のエンドロール (角川文庫)作者: 米澤穂信,高野音彦,清水厚出版社/メーカー: …

殺伐とした世になってきた

水に流せばいいことでも、血を流さないとおさまりがつかないとは……。

15秒の悪夢

ふだんテレビをほとんど見ない生活を送っていると、たまたまテレビの前を通りかかったときにみた映像が強烈に印象づけられることがある。 今日、まさにそのような体験をした。

平等とは何か?

Something Orange:[はじめてこの日記をご利用される方へ] すべての物語を平等に扱うという方針は、以前から海燕氏が標榜していることではあるのだが、個々の作品に対して具体的にどのような態度をとることが「物語を平等に扱う」ことになるのかがよくわから…

変な懐疑

いま『哲学思考トレーニング (ちくま新書)』を読んでいるのだが、そのさなかに変なことを思いついた。 雨が降っている(と認識している)ときに、それを疑うことは可能だ。「実は雨が降っているのではなくて、窓の外に撒水車または散水車がいるのではないか…