2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

弦楽のための編成と分類

20世紀最後の20年間に愛知県が生んだ最も偉大な室内楽作曲家、猫釜神康氏の弦楽アンサンブルの分野における業績を紹介しよう。

モンキードッグ

最初、「モンキードック」かと思った。 人間に人間ドックがあるのだから、猿に猿ドックがあってもおかしくはない……と割り切って考えることもできるかもしれないが、でも常識的にはやっぱりおかしいわけで、ここには何か見落としているファクターがあるのでは…

汁粉とぜんざい

関西などで用いられるぜんざい(善哉)の語は田舎汁粉あるいは小倉汁粉の事を指し、汁粉という言葉は漉し餡を用いた御前汁粉についてのみ用いられる。 関西で言うところのぜんざいを汁粉と呼ぶ関東地方では、餅や白玉に汁気のない粒餡をかけたものを「ぜんざ…

耽美!

薔薇密室作者: 皆川博子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 154回この商品を含むブログ (26件) を見る6月1日から半月かけてようやく読み終えた。今日が貸し出し期限なので、これから図書館に返却に行くが、その…

21世紀のドラえもん(←やや誇張あり)

マヨイ屋の店番トキワ(1) (講談社コミックス月刊マガジン)作者: 菅原キク出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/17メディア: コミック購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (14件) を見るマヨイ屋の店番トキワ(2) (講談社コミックス月刊マガ…

久しぶりに映画をみた

『ザ・マジックアワー』をみた。これは三谷幸喜の第4回監督作品だ。 三谷幸喜の脚本は素晴らしいが、本人が監督した映画はどうも笑いが上滑りするようなところがあって、『ラヂオの時間』と『みんなのいえ』はみたものの、まだ『THE有頂天ホテル』はみていな…

今日の名台詞

「いや、これには俺も騙された。欺かれた。てっきり“エロ物”担当だと思ってたのに、実は“イロモノ”担当だったとわな。なかなかやるな、わかつきひかる。一字違いで大違いだ。そういや、女性と女装も同じく一字違いではあるけれどな」

本日開業副都心線

今日、東京メトロ副都心線が開業した。去年から今年にかけてこつこつと乗りつぶしを進め、東日本の全鉄道に乗り終えていたのだが、また近いうちに東京に行かなければならない。本当は開業初日の一番列車がいちばんなのだが、都合がつかなかった。残念。 とこ…

見出しで結末を明かしてしまうのはいかがなものか

各所で大絶讃されている『とある飛空士への追憶』に対して、異議申し立てともいえる書評が某所にてアップされ、コメント欄で活発な議論が展開されているのだが、その文章の見出しはこの小説の結末をもろに明かしてしまっていて、これはいかんなぁと思った。 …

地域猫

最近「地域」という言葉が濫用されているように思う。

何か物足りない「総力特集」

野性時代 第56号 62331-57 KADOKAWA文芸MOOK (KADOKAWA文芸MOOK 57)作者: 角川書店編集部出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/06/12メディア: ムック購入: 5人 クリック: 261回この商品を含むブログ (16件) を見る今日発売の野性時代(…

素早い!

某リスト(仮) - CAXの日記

エル・グレコが倉敷を空襲から救った!??

わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/05/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (20件) を見る大原美術館を創設した実業家、大原孫三郎の伝記。まだ美術館には…

漫画家は「労働者」ではないらしい

労働基準法第九条では「職業の種類を問わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者」と定義される。 労働契約法第二条では「使用者に使用されて労働し、賃金を支払われる者」と定義される。 労働組合法第三条では「職業の種類を問わず、賃金…

環境首都

んー、なんか誤訳っぽい。

「本の面白さはドラム缶の形に似ているかもしれない」への批判に対する若干のコメント

本の面白さはドラム缶の形に似ているかもしれない - 一本足の蛸 上の記事では、「本の面白さ」は「ドラム缶の形と同じく客観的な実在」と考える主張が展開されている。言い換えれば、「本の面白さ」はそれ自体、主観を経由することなしに客観的に実在する、…

借刀殺人

三十六計のうちのひとつだそうだ。

中央線に食堂車なんてとんでもない!

この「喰ってから長時間電車に乗って帰宅するのはタルい」問題の解はズバリ、食堂車ではないでしょうか?電車に乗って食事してるうちに最寄り駅に着いてしまうなんて、画期的なソリューションじゃない?パンとかおにぎりとかを普通に車内で喰うのもあれだし…

おやすみヤンサン

おやすみプンプン 3 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/06/05メディア: コミック購入: 5人 クリック: 79回この商品を含むブログ (172件) を見る『おやすみプンプン』を読むと、かつての知り合い、鶴屋氏のこと…

タルティーニのソナタは緩-急-急

先日買ってきたブリリアント・クラシックスの3枚組のタルティーニのソナタ集*1を聴いていると、緩-急-急の3楽章形式のソナタが多いことに気づいた。 そういえば、このアルバムには収録されていないが、有名な「悪魔のソナタ」も緩-急-急だ。この構成はタルテ…

ライトノベルの締切は発売何ヶ月前?

去年の十一月からずっと書いてる長編(上巻がすでに出ている例のアレ)が遂に今日書きあがりました!!! 本当の締め切りは金曜日だったけど、なんとかなるもんだね! なんとかなってないから締め切り破るんですけどね!! 先日これを読んだとき、『狼と香辛…

ごめん、何を書いているのかわかりません

ガソリンエンジンの車にとってはガソリンは燃料だし、ディーゼルエンジン車には爆発物だ。 もちろん、目的論的に、ガソリンはガソリン車の燃料となるが、方法論的には倫理的ではない、という人もいるだろうし、すべては夢幻、という人もいるとは思う。 「方…

同年同月同日に逝去したふたりの作家

氷室冴子 - Wikipedia 野田昌宏 - Wikipedia 氷室冴子は肺癌で、野田昌宏は肺炎だったそうだ。ここに何か得体の知れぬ力が働いているのではないか、と一瞬思ったが、たぶん気のせいだろう。

定評がある奇妙な探求会

世界の奇妙な国境線 (角川SSC新書)作者: 世界地図探求会出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ発売日: 2008/05/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (16件) を見るカバー見返しの「著者略歴」に曰く。 世界地図をつぶさに…

本の面白さはドラム缶の形に似ているかもしれない

ドラム缶はほぼ円柱形なので、地面に立てれば上からは円に見え、横からは長方形に見える。いま、二人の人が一本のドラム巻を上と横から見たとき、一人は「このドラム缶はまるい」と言い、もう一人は「いや、このドラム缶はまるくない。角張っている」と言っ…

連続刊行第2弾

神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/06/10メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 572回この商品を含むブログ (113件) を見る先月の『死図眼のイタカ』に続き、杉井光の作品が2箇月連続…

鶴屋

今読んでいる「地名の社会学」という本に京都市内に11箇所あるという亀屋町という地名についてこうあった。 「地名の社会学 (角川選書 424)」(P48-49) 油小路通上長者町下るの亀屋町の由来を調べると、江戸初期には鶴屋という名の旧家にちなんで「鶴屋の町…

生物多様性基本法に関するメモ

多種多様な生物で構成される豊かな自然は、私たち人間の生活の欠くことのできないものです。しかし、一方私たちは日々の生活の中で利便性を求めるあまり、その基盤というべき自然をないがしろにしてきました。その結果としてさまざまな種が絶滅の危機にさら…

小ブッシュにも読ませたい

地中海世界のイスラム―ヨーロッパとの出会い (ちくま学芸文庫)作者: William Montgomery Watt,ウィリアム・モンゴメリワット,三木亘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/05/08メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見るいい本を読ん…

Christ lag in Todes Banden

ちょっと微妙か - Living, Loving, Thinking 青森県新郷村(旧戸来村)のキリスト祭を報じたニュースについてのコメント。 これを読んで、ふと思い出したのがこれ。 「百匹目の猿」の記念碑は、嘘の嫌いなおいらの「釣り」ですか - 愛・蔵太のもう少し調べて…